BANDIT XL-5 アップグレード ガイド
トラクサスで唯一とも言える、レーシングバギースタイルの「BANDIT」。
BANDITを大別すると、ブラシモーターのXL-5と、ブラシレスモーターのVXLモデルがあります。
両者の違いは、モーターとESCだけにあるように思えますが、
実は細かいところが結構異なっています。
詳しくは、「パーツ互換表」の頁を見て頂けると分かるのですが、
型番の羅列では直感的に分かりにくいため、
ここでは写真を交えて、アップグレードのポイントを説明したいと思います。
さて、なぜBANDIT XL-5を取り上げるのか。
まず、TRAXXAS Japan（HiTEC Japan）ではBANDIT VXLが、そもそもラインナップされてません。
つまり国内販売されているBANDITは、すべてXL-5モデルなのです。
私がBANDITを手に入れた際、ブラシレスシステムはTRAXXAS製ではなく、
他メーカーのモノを使用したかったため、あえてXL-5を（海外通販にて）購入した経緯がありますが、
パーツ一覧を見れば、ある程度のパーツを交換すればVXLモデルと同等のスペックに引き上げることは容易です。
そんなわけで、BANDIT XL-5をアップグレードするポイントとパーツ一覧を紹介していきましょう。
フルベアリング化
まずは、なんと言ってもフルベアリング化です。これは、どんなRCにも共通する事項。
BANDITに限らずXL-5シリーズ（RUSLTER/STAMPEDE）は、
フルベアリングになっていません。
ベアリング化する箇所は全部で3箇所。
- フロント：ステアリングナックル(左右:合計4個）
- リア：アクスルキャリア(左右:合計4個）
- ステアリングベルクランク（4個）
ステアリングベルクランクには850ベアリングを使用します。
RUSLTERやSTAMPEDEは、1150ベアリングを用意するだけで良いのですが、
BANDITの場合、標準のステアリングナックル、アクスルキャリアは、
なんと850サイズ仕様になっているのです。
だったら、850サイズを用意すれば・・・という話になるのですが、
今後のアップグレードやパーツの入手性を考えた場合、
ステアリングナックル、アクスルキャリアは、この際ですから1150対応品に交換してしまう事をオススメします。
【ステアリングナックル】
左がBANDIT用の3636、右がRUSLER/STAMPEDE用の3736です。
この2種類は相互に互換性があります。
つまり、BANDITに3736を装着することが可能です。
同じようにリアのアクスルキャリアもRUSTLER/STAMPEDE用ものが、BANDIT XL-5に装着可能です。
【リア・アクスルキャリア】
#3736、#3752ともにスペアパーツとしてTRAXXAS Japanにて購入可能です。
プラスチック部品のため、とても安価です。
滅多に壊れることはありませんが、磨耗はしますので予備パーツとして1組ずつ持っておいて損はありませんん。
そして、3736/3752（1150ベアリング用）に交換したら、あとは1150ベアリングを買うだけです。
近日、追記予定。